介護と仕事の両立についての課題

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介護と仕事の両立についての課題

2019/03/12

介護と仕事を両立させるために課題

年間10万人が介護の為に退職しています


「介護退職」とは、家族の介護や看護などにより、離職を余儀なくされることを意味します。年間約10万人(男性:約2万人、女性:約8万人)に上ります。(総務省「平成24年就業構造基本調査」より)

また、世代で見ると、働き盛りで管理職や中間管理職世代である40~50代が最も多くなっています。

このように、介護と仕事の両立には課題が多く、たくさんの人が退職しています。このような状態は本人だけでなく、ベテラン従業員を失う企業にもデメリットがあります。介護保険制度をよく知ることは勿論、急に始まる介護に従業員も企業も備えておく必要があります。

介護と両立の為に必要なこと

1、介護保険制度を知る

  公的制度である介護保険制度の内容は3年に一度法改正を実施することもあり、内容は分かりにくいと感じる方が多いです。介護保険制度をよく知って、どんなサービスがあって、制度を使う為には、どのような手続きが必要なのかを予め知っておくことで、急な「介護」に備えることができます。勿論、介護技術や認知症についての知識なども持っておくと、「いざ」という時に慌てることなく落ち着いて対応することができます。

2、介護保険の上手な使い方を知る

  介護保険制度を使うには、「ケアプラン」というものが必要になります。これは、ケアマネージャー(介護支援専門員)(以下、ケアマネ)が作成するものですが、ケアマネも千差万別あり、相性の問題があります。自分に合うケアマネを探すことも必要です。しかし、ケアプランは自分でも作成することができるので、ご自分が希望されるサービスのケアプランを自己にて作成することで、ケアマネとのストレスを減らすこともできます。

 また、介護保険制度をよく知ったうえで、自分ができる介護(家族介護)の部分と専門家(介護保険制度)を利用する部分とを分け、無理なく続けていくことが求められます。介護と仕事の両立に最も必要なのは「無理をしないこと」です。しかし、実際には「少しだけなら…」「できるから」と無理をされる方が多く、結果的に心身を疲弊させてしまうことになりますので、要注意です。

3、相談できる環境を作る

  介護は育児と違って、何年経ったら終わりというものはありません。1年で終わる場合もあれば、10年続くこともあります。20年以上介護をされている方もあります。この間、状態(病気)が変わることもあり、その都度対応の変化が求められます。ケアマネに相談することも必要ですが、職場の理解も必要になることがあります。時短勤務を行う必要がある場合もあれば、少しの間連休を取らないといけない場合もあり、職場との連携も必要です。

  早い段階から職場にも相談し、状況を共有しておくことが必要です。職場でも相談された担当者は、介護休暇の制度等を伝えると共に、公的介護保険制度の案内や専門家の紹介など、従業員本人だけでなく、一緒にサポートするという姿勢が求められます。

「介護」と「仕事」の両立には、本人だけなく職場の協力も重要です。しかし、介護の専門家ではない担当者がそこまでの支援を行うには、十分な知識や経験などがなく、必要なサポートを実施することは難しくなります。

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