家族介護者の方への支援事例～１～

研修受講されたAさん、自宅でお母様を介護されている家族介護者の方でした。
「持ち上げない介護技術」に興味を持ち、自分でもできるかな～と来られました。
研修中は、家族介護者として実際のお母様を想定され、一生懸命学ばれていました。

帰り際、「ここで学んだことを実際に母にやりたいんですが…自信が無いんです。」
と話されました。
家族介護者の方の多くは、自宅と研修室では環境が違いますし
モデルはやはり元気な方なんで実施のご家族と違うと不安を感じる方が多いです。
そこで、「では、一緒に行ってやってみましょう。」と提案しました。
初めは、申し訳ないと話されてましたが、家族介護者の方への講師派遣として伺うと言うと「それなら…」と快諾されました。

その後、実際にその方の自宅に出向き、お母様に必要な介護技術を実際にお母様をモデルにして実施しました。
お母様も「この子にはいっぱい迷惑をかけているから、申し訳ない。少しでも楽になってくれれば」と
喜んで協力して頂きました。

地域包括支援センター等、多くの場所でも家族介護者の方への様々な支援をされている所はありますが、
まだまだ支援は不足していると感じています。
実際に、このような家族介護者の方が多く受講生として来られ、
様々な悩みを相談して行かれます。
介護保険制度や様々な協力機関があっても支援は十分ではありません。
特に、このような介護技術を伝える方は少なく、家族介護者の方の大きな負担となっています。
このような、自宅で介護されている家族介護者を少しでも支援したいとと思い、
各ご家庭への講師派遣を実施しております。
完全、個別対応にて、適切な介護技術のご提案や技術アドバイスを実施いたします。

是非、家族介護でお悩みの方はお越し下さい。